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はまるまで 1
 今年2003年は、は私にとって思い出深い年になりました。
腐女子界(?)に足を踏み入れ、あまつさえ、自分でサイトを立ち上げてしまったからです。
 思い起こせば春、趣味の歴史の幕末関連の情報を検索していた時です。語句で検索中に、自作小説を掲載しているサイトを見つけました。ふ〜ん同人系かと何気なくいくつか拾っているうちに、あれ!というものが目に付いたのです。

 それは、親友を失ってかなりへこんでいる男性を部下が抱きしめてなぐさめる、という健全に毛が生えた程度のものでしたが、雰囲気が微妙だったので、これ、ひょっとしてホモ?と思ったのが始まりでした。

 で、つい探してみましたら、あるわあるわ、女性向同人サイトでは、日本史物といえばこれ!といわれるほどメジャーだったのですね。ここまででピン!ときた方、さすがです。そう、新選組関連の同人女性限定サイトだったのです。

 これが私が腐女子界に足を踏み入れたきっかけ、なわけですが、抵抗なくこれに入っていけたんですね。ええもうすんなりと。そりゃあ成人だし、パートナーもいる。でもこの歳ではまるとは思わなかったのですが、今は首までどっぷり。

 新選組といえば、局長の近藤勇、副長の土方歳三、天才剣士沖田総司が有名で、出版物も多数あり、私もネットと本の両方でずいぶん歴史の勉強をさせていただきました。

 新選組ファンは男性の方も多いのですが、女性ではダントツ人気は歳さまこと、土方歳三さんです。やはり小説「もえよ剣」の影響が大きく、映画化、ドラマ化、コミック化されて、ファンになった方が多いようです。ネット上のいわゆるまっとうなサイトさん、も多数ございます。

 腐女子界の新選組系サイトでもやはり歳さまは一番人気です。理由はきっとあのお写真にあるようです。近藤勇、土方歳三ご両人は写真を残されたので、面が割れております。近藤さんのごっつい顔に比べると、土方さんはイケ面です。同時代の目撃者談にも色白の美男子という証言が多数残っております。(ちなみに、ドラマで美青年の沖田さんは実際はそうでもなかったとか)

 不思議なことに腐女子界の土方歳三さんは、攻め受け両方ございます。あ、勿論同じサイトさんで両方展開してるというのは、さすがにございません。お好みと解釈の相違によりまして、歳さまは"攻め"と"受け"に別れます。一説によりますと、東方面サイトは"攻め"西方面サイトは"受け"が多いとか…。確かめるすべはありませんが。

 "攻め"ですと、基本的に、大人で、強くて、理知的で、美形です。お相手は、大体沖田さん、お決まりのカップルです。これが"受け"になりますとすごい!近藤さん、沖田さんは勿論、有名な隊士の方々、幕臣、勤皇の志士と、とどまるところを知らない。皆が、強くて、脆くて、美人で、色っぽい、土方さんを狙っているという凄い事になっております。
 

 で、ここまでSWが一言も出てこない駄文を何故だらだらと書いているかといいますと、私が腐女子になるきっかけだったからでございます。それがどうして―。

 ある日、新選組腐女子サイトでは超有名なサイト様を見ていましたら"頂きもの"のページにとても素敵なお話がのっておりまして、この方のサイトへ行ってみたのでございます。この方、とても多才な方で、いろんなテーマを展開しておられました。オリジナルもあるんですよ!

 そう、もうおわかりですね。この中にスターウォーズもあったのですジャーン。
クワオビ、アナオビ、両方ありました。数は多くないのですが、本当に素敵な物語ばかりで、もう、うっとり。それからはリンクをたどって、SW腐女子サイト一直線(あ、新選組サイトも引続き見てます)

つまり私は流れ者でございます。が、歳さまをせっせと追いかけていた頃は、自分が物語を書こうとは夢にも思わなかったし、今でも新選組話を書けるとは思わないし、字際、書けないと思います。

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